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闇の雨

B'zのEXシアターこけら落とし公演、セットリストを見ましたが、あれはいい…。かなりいい…。こんな夢のようなセットリストがあるなんて…。特に「闇の雨」!!あ~!これはかなりいい!生で聴きたい!!

私はThe 7th Bluesは大好きなアルバムでして。この頃から稲葉さんの歌詞に繊細さが増してきたような気がします。「闇の雨」の歌詞も「巧いな~!」って思うポイントがいくつかあるんです。

まずひとつに、この歌詞って一人称がないんですよね。「僕」や「私」がないから主体となってる人物が男か女かすらわからない、曖昧模糊としていてそれが結構いい味になってる気がします。一人称がない代わりに二人称が「きみ」と「あなた」と二種類あるんですよね。けれど「きみ」が出てくるのは前半だけで、あとは全部「あなた」です。「きみ」と「あなた」は同じ人物ではなくそれぞれ違う人で、つまりそれに付随する主体となる人物も違うんじゃないかなと思うんです。

今日まで 傷つけた人のことなど想わない

待たされる人の気持ちがわかるから はやく行こう

この二つのフレーズ、正反対ですよね。前者は人の気持ちを想わず、後者は人の気持ちを想う。だからこれはそれぞれ違う人が主体になってるんじゃないでしょうか。私の印象ではね、前半の「冷たい雨~」から「~想わない」までは男性が主体で、それ以降は女性が主体になってる歌詞のような気がします。そうだと仮定すると、男は人の気持ちなどかまわず、傷つけようと関係ない。「きみ」が一人ぼっちでタクシー乗って帰っていく姿を見たって別に何とも思わない。けれど女は「心配することはない」「何もかも捨てられる」と言ってくれた、その言葉を信じて「あなた」に逢いにいく。「もうすぐ逢える…きっとあなたは笑顔で待ってくれてる…」と想いを馳せながら…。そう考えるととっても切ない歌詞ですよね。

さらにこの歌詞の巧さって「不安」という言葉を使わずに不安感を表現してます。明るいメロディラインのサビに「あなたにもうすぐ逢える」と前向きな言葉。歌詞全体を読んでもそれほどネガティブなフレーズはないのになんかどこか陰があるというか。けっして「あなたに逢えるー!ハッピー♪」って感じじゃないですよね。

「核心」の歌詞では「~かも」という言葉を連呼してますが、この「闇の雨」では

笑顔浮かべてるはず
きっといてくれるはず
待ってるはず
あなたはいるはず

と、後半は「はず」を連呼してます。
彼女も、うすうす彼の気持ちを察してるんだと思うんです。けれど信じたい気持ちもある。「待ってるはず…あなたはいるはず…」というわずかな希望の光が、不安、猜疑心、恐怖心といった「闇」の部分をよりはっきりと濃くしてしまっている。だから希望的観測を募らせれば募らせるほど不安感が色濃く表れる。前向きな言葉で後ろ向きな気持ちを表現する、こういう表現の仕方ってすごいですよね。本当に大好きです。この曲…。










あ~あ!!


聴きたかったなー!!!
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なりこ

Author:なりこ
B'zが好きです。
読書や絵を描くことも好き。

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